2017年12月 新しいごあいさつ

11月

11.29(水)

・昨日の休館日におこなったクリスマス装飾ですが、お客さまにみてもらえる本当の初日は今日。さてどんな感想が寄せられでしょうか?企画展示「食べるを描く。」をヒントに、ごちそうに彩りを添えるフルーツやお菓子がモチーフに取り入れられていますが、中には本物もあるようです。ぜひ探してみてくださいね。
171129_04.jpg

11.30(木)

・この公式HP上でもお知らせいたしましたが、11月28日に12年ぶりに館長が代わりました。朝礼にて安西新館長より「新しいことをやるには今がチャンスの時期です!」という、まさに新風を吹きこむようなご挨拶があり、スタッフ一同気を引き締めています。春一番かそよ風か、はたまた砂嵐が巻き起こるのか。今後のジブリ美術館もどうぞ見守ってください、よろしくお願いします。お祝いをくださった皆様、ありがとうございました。

12.1(金)

・先週、無事に走り切った駅伝部員たち。次の日出勤して来ると「筋肉痛どう?」とお互い確認し合っています。後輩部員は足やお腹、とどこかしらが痛そうな一方、先輩部員たちは「全然平気だよ!」と笑顔です。どうもこれは年齢は関係なく、入念にマッサージやストレッチをした差だったようです。そんな年の功な先輩たちの知恵をきき「なにごともアフターケアが大事…!」と、学ぶ後輩部員たちなのでした。

12.2(土)

・ショップにて中国からお越しの女性と会話されていた上野さん。言葉が通じず四苦八苦でしたが、なんとかコミュニケーションをとろうと諦めずにお話を聞いていると、中国語の中に一瞬だけ、「キムラタクヤサン」という単語が。その手掛かりから「ハウル」のことを仰っていることがわかり、商品をご案内することができたそう。粘り強い上野さん、嬉しそうでした。

12.3(日)

・カフェの店内メニュー「麦わらぼうしのシベリア」。宮崎駿監督『風立ちぬ』の中に登場しますが、何の映画に出てきたのか思い出せず、メニュー表をみて不思議そうな様子の方も見受けられます。そんな様子を目撃した小川さん。メニュー名に『あの!麦わらぼうしのシベリア』と付けたらどうか、と提案されると、「うーん…『かの!』はどうですか?」と返し、小川さんも日々頭を悩ませています。ちなみにシベリアは提供するのが今回で2回目。前回とは羊羹の部分などリニューアルしています。前回召し上がった方も、是非もう一度お召し上がりください。
shiberia.jpg

12.4(月)

・2階エリアに異動することになった犬好きの成田さん。これまで担当していた受付や外のエリアでお仕事の最終日は、近隣から犬を散歩に連れたみなさんが、普段よりたくさん会いに来てくれました。この持ち場は近隣の方々と接することも多く、毎日ここに立つ成田さんはすっかり顔なじみになっていたのでした。ごあいさつに来てくれたワンちゃん一匹一匹に、「また会おうね!」、「2階から見てるよ!」と声を掛ける姿に、ちょっと犬ロスが心配になってしまうスタッフでした。

三鷹ネットワーク大学でアニメーション文化講座が開講されます

アニメーション文化の普及啓発活動の一環として開講したアニメーション文化講座も6回目を迎えました。

今年度は、「アニメーション文化講座 アニメーションの見方を学ぼう~受け継がれる制作者たちの志~」と題し、制作現場で活躍してきた当事者や研究家のみなさんを講師におむかえし実施いたします。

第1回は、数々のスタジオジブリ作品で作画監督をつとめ、現在はスタジオポノックで活躍する稲村武志氏。
第2回は、「セロ弾きのゴーシュ」「アルプスの少女ハイジ」「未来少年コナン」等数々の作品で原画を担当してきた才田俊次氏。
第3回は、「世界名作劇場」や初期スタジオジブリ作品で作画監督を担当するなど、テレビアニメから劇場用アニメ、ゲーム作品に至るまで様々な作品に携わってきた佐藤好春氏。
そして総括の第4回では、映像研究家として、多くのアニメーション制作者の証言を収集してきた叶精二氏。

はじめての方にも楽しんでいただける内容です。一緒にアニメーションの知見を広げ、もっとアニメーションを楽しんでみませんか。

[講座名]

三鷹ネットワーク大学企画講座/三鷹の森ジブリ美術館協力

アニメーション文化講座
アニメーションの見方を学ぼう~受け継がれる制作者たちの志~

[講座趣旨]

 日本のアニメーションは、1917年、3人の作家、下川凹天、幸内純一、北山清太郎によって始まったと言われています。その後、政岡憲三が、ディズニーなど海外のアニメーション技法を研究しながら、日本における本格的なセルアニメーションの制作を開始します。戦後になって政岡は日動映画を立ち上げましたが、後に東映動画に吸収され、その技術や理論の一部は制作スタッフとともに東映動画に引き継がれました。しかし、テレビアニメーションが量産されるようになると、政岡が追い求めた技術や理論の多くは必要とされませんでした。主観的で感情移入型の演出方法が発展した日本のアニメーションにおいては、動きよりも、ストーリー展開のほうが重要視されたからかもしれません。

 高畑勲や宮崎駿は東映動画の出身であり、本来であれば伝統的な技術の多くを引き継いで、時間や予算が許せばやりたかったことがたくさんあったはずです。しかしそれが許されなかったことから、試行錯誤の末、新たな技術や表現を生み出したといいます。それは伝統的な表現方法を理想としながらも、現状の中でやれる最大のことに挑戦したといえるでしょう。そしてその精神は、間違いなく政岡から受け継がれたものなのです。こうして受け継がれてきた制作者たちの志とはいかなるものなのでしょうか?。

 講師はアニメーション映画の作り手である高畑勲監督。アニメーション映画がこんなにも深く、面白いものなのか、ということがきっと納得できるはずです。
現在、多種多様なアニメーションが作られるようになり、ますます広がってきたアニメーションの技術や表現方法の中で、政岡憲三をルーツとし、東映動画からスタジオジブリに至るアニメーション制作の歴史の中では、具体的にどのような技術的・表現的発明があり、制作現場ではどのようなことが重要視されてきたのでしょうか?

この講座では、制作現場で活躍してきた当事者や制作者たちの声をたくさん聞いてきた講師陣の証言によって、その一端を紐解き、アニメーション表現の真髄と面白さの秘密を探っていきたいと思います。

[講座スケジュール]

1/12(金)

アニメーション表現の基礎と制作者の志   講師:稲村武志(アニメーター・作画監督)
アニメーション技術の基礎講座。上手なアニメーションにはどのような秘密があるのでしょうか?脈々と受け継がれてきた技術と精神を、制作者自身の視点で紐解きます

1/19(金)

高畑勲・宮崎駿両監督作品の現場から①  講師:才田俊次(アニメーター・作画監督)
高畑・宮崎両監督の初期作品における貴重なエピソードを交えながら、当時の制作現場ではどのようなことが大切にされ、その後のアニメーションに引き継がれていったのかを探ります。

1/26(金)

高畑勲・宮崎駿両監督作品の現場から② 講師:佐藤好春(アニメーター・作画監督)
高畑・宮崎両監督の制作現場のエピソードを通して、創作の秘密を語ります。聞き手は、アニメCMのプロデューサー釘宮陽一郎氏です。

2/2(金)

総括およびアニメーションの現在と未来 講師:叶精二(映像研究家・フリーライター)
高畑勲、宮崎駿ら一群の制作者たちは、手間を惜しまない東映動画(現東映アニメーション)制作の長編を起点として出発しました。その技術思想や表現様式は、省力化を前提としたテレビシリーズ制作の中でどのような変遷をたどり、何を継承・発展させて来たのか。1970年代を中心に現在に至る流れの俯瞰を試みます。

詳しい講義内容は、こちらへ → シラバス(PDF 551KB)

[開催概要]

日時: 2018年1月12日(金)、19日(金)、26日(金)、2月2日(金) (全4回通し受講)

    19:00~20:30

場所: 三鷹ネットワーク大学(JR三鷹駅南口)

定員: 50名 (※先着制)

受講料: 一般 3,000 円 ※詳細はシラバスをご参照ください

お申し込み:
申込受付 12月5日(火)午前9時30分~

※三鷹市民だけでなく、老若男女、どなたでも参加できます。

※4回通しでの受講となります。一回のみの申し込みはできませんので、ご了承ください。

※三鷹ネットワーク大学WEBサイトから直接申し込むか、申込用紙を入手して必要事項をご記入の上、「FAX」「窓口」「郵送」のいずれかの方法で同大学へお申し込みください。(定員:50人 先着制) なお、申込には「受講者登録」が必要です。

詳しくは、三鷹ネットワーク大学WEBサイトをご確認の上、お申し込みください。
みなさんの参加をお待ちしています。

お申し込み・お問い合わせ:
NPO法人三鷹ネットワーク大学推進機構 http://www.mitaka-univ.org
TEL 0422-40-0313
開館時間 9:30~21:30(入館は21:00まで) / 日曜日は17:00まで / 月曜・祝日は休館

アニメーションに関する調査研究活動をサポートします

三鷹の森ジブリ美術館を運営する徳間記念アニメーション文化財団では、アニメーション文化の調査研究に取り組む若手研究者の育成と、その研究活動に対して助成することを目的に、「アニメーション文化調査研究活動助成制度」を実施しています。
今年度も、平成30年1月31日を申込期限として、助成対象研究者を募集します。

詳しくは、下記のPDFファイルをご覧ください。
平成29年度アニメーション文化調査研究活動助成制度について.pdf(131KB)
平成29年度助成申請書.pdf(109KB)

また、今回の募集にあたり、ご応募予定の方に向けて説明会を実施します。<申請書の書き方>をはじめ、<調査研究テーマの選び方>、<調査研究計画の立て方>などを事務局員から説明します。
申請上のアドバイスを受けることもできますので、ぜひ奮ってご参加ください。

日時: 平成30年1月13日(土) 11:00~12:00
場所: 三鷹ネットワーク大学 教室C(三鷹駅 徒歩1分)
    三鷹市下連雀3-24-3 三鷹駅前共同ビル3階
    ※説明会に参加できなくても助成制度にご応募は可能です。

なお、参考のために、過去に助成をした研究成果の中から、下記2つの成果を掲載します。

平成16年度研究成果「1928-45年におけるアニメーションの言説調査および分析」佐野明子.pdf(2023KB)

平成18年度研究成果「漫画のアニメーション化における一考察」桑原圭裕.pdf(669KB)

大学や研究機関等、あるいはフリーで研究活動をされている方のご応募をお待ちしています。

本件へのご質問は、
PDFファイル「平成29年度アニメーション文化調査研究活動助成制度について」に記載のお問い合わせ先にお願いします。

企画展示「食べるを描く。」は、好評につき会期延長になりました

5月27日からはじまりました企画展示「食べるを描く。」は、おかげさまで多くのみなさんにご覧頂いております。

例年の企画展は、翌年5月の展示替え休館の際に入れ替えを行い、1年間で終了して参りました。
しかし本年の企画展示「食べるを描く。」は、好評の声を多くいただき、
会期を11月のメンテナンス休館前まで延長することと致しました。

new_taberu_poster.jpg
© Studio Ghibli © Museo d’Arte Ghibli

来年の夏休みも、引き続きぜひ足をお運びください。

企画展示「食べるを描く。」についてはこちら

ジブリ美術館のクリスマス

開催中の企画展示「食べるを描く。」で取り上げている、映画を豊かに見せてくれる食事シーン。日常生活においても、いつもの食卓を一層引き立ててくれるのは、その場の雰囲気やシチュエーションであることに気付かされます。171129_03.jpg

クリスマスの食卓の思い出もきっとそうではないでしょうか。キラキラと輝く光に照らされた食卓に並ぶ数々のごちそう。行き交うお皿。気心知れた仲間でにぎやかに語らい、笑い、そして味わう。食を共にすることで分かち合う喜びを感じる大切な人との時間に、自然と気持ちが満たされることでしょう。

171129_02.jpg

クリスマスという感謝の気持ちを重ねる特別な期間、彩り鮮やかでおいしそうな食卓を共に囲むように、お客さまをお迎えします。大切な人たちがおいしそうに食べてくれる様子を思いながら、食事の準備をする人の姿、食卓に彩りを添えるため鮮やかなリンゴや伝統的なお菓子を盛りつけたお皿など、食後のひと時のだんらんも感じられるような空間をしつらえました。

171129_04.jpg

地下1階のテラスには、毎年恒例のクリスマスツリーも登場し、夕刻のイルミネーションも素敵です。
171129_01.jpg

クリスマスの装飾は12月26日(火)まで。
クリスマスが待ち遠しくなるジブリ美術館を、どうぞお楽しみください。

11月28日付で、美術館館長に安西香月が就任いたしました。

11月28日付で、公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団常務理事ならびに三鷹の森ジブリ美術館館長に、安西香月が就任いたしました。
なお、前任の中島清文は、株式会社スタジオジブリ代表取締役社長として、引き続き美術館事業を担当してまいります。
  
 
~安西香月ごあいさつ~
謹啓 時下いよいよご盛栄の段お慶び申し上げます
平素は格別のご高配を賜り 有難く厚く御礼申し上げます
                                  さて 私こと
このたび中島清文の後任として 公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団
常務理事 ならびに 三鷹の森ジブリ美術館館長に 就任いたしました
微力ではございますが 皆様のご期待に添い得ますよう 全力を尽くす所存でございますので 
なにとぞよろしく ご指導ご鞭撻を賜りますよう ひとえにお願い申し上げます
まずは略儀ながら 書中をもちまして 就任のご挨拶を申し上げます
                                        謹白
二〇一七年十一月吉日
                公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団
                                 常務理事
                           三鷹の森ジブリ美術館
                                   館長 安西 香月
 
 (プロフィール)
安西香月(あんざい かづき)
1965年2月、石川県生まれ。金沢美術工芸大学産業デザイン学科卒業後、株式会社日立製作所デザイン研究所に入社。工業デザイナーとして従事する。1993年安西デザインスタジオを設立。1998年にスタジオジブリに入社し、三鷹の森ジブリ美術館の開館準備に携わる。以降、ジブリ美術館の企画・展示のディレクションを担当。2004年愛知県愛・地球博記念公園「サツキとメイの家」ほか、スタジオジブリ関連施設の演示デザインを多く手がけている。2017年11月、三鷹の森ジブリ美術館館長に就任。

なお、同日付のスタジオジブリの役員の異動については、こちらをご覧下さい。

『ボクラノキセキ』第17巻発売記念企画

下記の書店様にて『ボクラノキセキ』第17巻をお買い上げの方に、特典をプレゼントいたします。 アニメイト各店 【通常版・特装版特典】久米田夏緒先生描き下ろしイラストカード 喜久屋書店(※一部店舗除く) 【通常版・特装版特典 … Continue reading